前回は、「一、伝統・風土など地域の特性を生かすということ」について述べました。
今回は、「ニ、個性を生かすということ」について述べます。
ニ、個性を生かすということ
修景にあたり、個性を生かすとは、その場所の風景を成り立たせている(成り立たせていた)建物、建物群の外見を単に再現もしくは、それらと調和をはかろうと何かを付け足すことではありません。
個性を生かす修景とは、建物や風景が醸し出している情感や人の心に与える作用のよって来るところを捉え、その成り立ちの要因を見極め、具体的なデザインとして新しく創り出すものの中に再構築することです。
景観として統一感や連帯感を保ちながら、個性を生かすことで画一的、均等的ではない修景の方法を探る意志が必要です。
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